【モンテッソーリ教育】トングではさむおしごと

【モンテッソーリ教育】トングではさむおしごと
指先に力を入れて動かすことができるようになった頃からおすすめなのが、トングではさむおしごとです。
親指、人差し指を動かす、中指で支えるというこの動きはのちにハサミやお箸を持つことへ繋がっていきます。
何歳くらいからできる?
1歳半頃から指先に力を入れて動かすことができるようになってくると思いますので、1歳半から活動はおこなえます。
はさんで移動させるという動きは難しいため、実際にできるようになるのは、2歳頃かなという印象です。
最初のうちはトングをスプーンのようにしてすくいあげようとする姿がみられると思います。
準備するものは?
- トレー
- お皿
- トング(今回は薬味トングというものを使用してみました)
- ぽんぽんボールやデコレーションパーツ(100均で購入できるデコレーションパーツ)
お皿は真っ平のお皿よりは、少し縁のあるお皿の方が使いやすいと思います。
今回は薬味トングという少し小さめのものを使用しました。これは親指と人差し指を使ってはさむことを練習することを目的としています。
始めて行う際には、子どもが手のひら全体で握れる大きさのトングから初めてみてくださいね!
子どもがどの程度指先を使うことができるかを観察してみた上で、用意するトングの大きさを変えてみてください。
すくうものに関しては、初めのうちはぽんぽんボールのような滑りにくいものから始め、慣れてきたら徐々にツルッとしたもの→丸いものに移行し難易度を上げてあげるのがいいと思います。
やり方は?大人の援助の方法
- トングをお箸を持つように持つ
- ものをトングの間に入れる
- トングを握ってものをはさむ
- 右に移動する
- 右のお皿の上で力を抜き、ものを離す
この動きを繰り返し練習していきます。
*大き目のトングを使用する場合は、上から手のひら全体で握るように持ってみてください。
大人はまずトングの握り方をわかりやすく見せ、2〜5のものをはさんで移動し、力を抜いて離すという動きをゆっくりとやって見せてあげてくださいね。
力を入れるとはさむことができる。力を抜くと離すことができる。というポイントを伝えてあげてください!
始めはスプーンのようにすくおうとすると思いますが、「違う!」とすぐに止めたりせず、見守ってみてください。
しばらくすると「なんか変だぞ?できないなぁ。」と助けを求めてくるそぶりを見せてくると思います。
そうなったら何度かトングではさむ動きを見せてあげてみてください!きっと「あっ!そうやるのか!」と気づいてくれると思います。
スプーンですくうおしごとについてはこちらの記事で紹介しています。

まとめ
1歳半から楽しめる「トングではさむおしごと」は後にハサミやお箸の使い方に繋がっていく活動となります。
手や指への力の入れ方、握り方を意識しながら活動を進めてくださいね!
この記事へのコメントはありません。