指しゃぶりはやめさせるべき!?歯医者さんに聞きました!
指しゃぶりはやめさせるべき!?歯医者さんに聞きました!
我が子は現在4歳。もうすぐ5歳になるのですが、いまだに指しゃぶりが卒業できていないのです。
徐々に指しゃぶりをしている時間は短くなりましたが、息子は明らかに不安な時、寝る時に指しゃぶりをしてしまっています。
段々と前歯が出てきており、歯科検診のたびに「指しゃぶりやめましょうね。」と言われてしまっています。
歯並びにも影響を及ぼす指しゃぶり。どうしたらやめられるの?
歯科検診の際に、歯医者さんに相談してみました。
指しゃぶりはいつから始まるの?
そもそも指しゃぶりはいつから始まるものなのでしょうか。
指しゃぶりは生後2~4ヶ月の赤ちゃんがよくしている姿を見かけますよね。しかし、指しゃぶりが始まるのはもっともっと前なのです。ママのお腹の中にいる頃から、指しゃぶりをしている姿がエコーで確認されています。
赤ちゃんは生まれた直後から、おっぱいを飲まなくてはなりません。そのため、お腹の中にいる時から、おっぱいを吸う練習をしていると言われています。
生後5か月頃を過ぎた頃からは、指だけでなく、手に取ったものを口に入れその形を確認しようとします。これは口の中の感覚が鋭いため、口を使って物の形や感触を確認するのです。
この頃は、安全を確認しながら、思う存分にやらせてあげることが必要となります。
長期間の指しゃぶりはどのような影響があるの?
成長のために必要な時期を過ぎても指しゃぶりが続いてしまうと、歯並びに悪影響が出てしまうと言われています。
歯医者さんからは、指しゃぶりを長期に続けていると、上の前歯が出てきてしまい出っ歯になり、前歯で咬むことができなくなると言われました。
それだけではなく、その隙間が気になり、今度は舌を使ってその隙間を埋めようとし、舌の位置までおかしくなってしまうと。
そして更には、その後生えてくる永久歯にも影響が出てくるとお話がありました。
永久歯というのは今生えている歯の、さらに外側から生えてくるのだそうです。
これは私には衝撃でした!
今ある歯のすぐ下から生えてきて、今ある歯を押し出して生え変わるものだと想像していたのですが、そうではないようなのです。
せめて今の位置で食い止めなければと強く思わされたお話でした。
いつまでにやめるべきなの?
3歳までの指しゃぶりは生理的なものとしてそっと見守ってよいとのこと。
歯医者さんからは、3歳を過ぎた頃には指しゃぶりをそろそろ止めるようにと言われました。3歳児検診の歯科検診でも「指しゃぶりはしていますか」といった質問があったと思います。
実際、指しゃぶりをいまだにやめられていない我が子は、上の前歯2本が徐々に前に出てきています。
「5歳、6歳くらいまでにはやめられるといいですね。」これが息子が通っている歯医者さんからのお言葉です。
どうやってやめさせる?
指しゃぶりをやめさせつにはどうしたらいいのでしょうか。
私がアドバイスを受けたのは以下の3つでした。
1,興味を他に向け、指先を使う遊びを
2,安心できる環境づくりを
3,指しゃぶりの影響をはっきりと伝える
興味を他に向け、指先を使う遊びを
指しゃぶりをすることを忘れるくらい夢中になれるものを探してあげる。なにもやることがないと、ついつい指をお口に持っていってしまいますよね。
なので、一緒に遊んだり、なるべく指先を使える遊びを用意してあげると、それに集中している時間は指しゃぶりをしなくなりました。
息子にはパズルを一緒にやるというのが一番効果があったように思います。
安心できる環境づくりを
息子は初めましての人に会うと、指しゃぶりが始まります。不安な気持ちを落ち着かせるための彼なりの防御策なのだと思うのです。そんな時は、無理にやめさせず、落ち着くまでそばに居てあげて不安を取り除けるよう声をかけています。
また、寝る時に指しゃぶりをすることが多いので、お気に入りのぬいぐるみを持たせ、頭を撫でるなどして入眠できるようにしたところ、だいぶ指しゃぶりが落ち着いてきました。
指しゃぶりの影響をはっきりと伝える
4、5歳になってくるとお話をしっかり理解できるようになっているので、指しゃぶりを続けるとどんな悪いことが起きるのかを、説明してあげるのも良いとのことでした。
息子に伝えたところ、「出っ歯になるのは嫌だ•••」と言っていました。
他にも、わかりやすく説明されている絵本なんかがあったらいいのかなと思うので、探してみたいと思います。
これだけはNG!
「やめなさい、やめなさい」と強く叱る!これは逆効果。
逆に指しゃぶりについて指摘されるほど、指しゃぶりを意識してしまうのです。
保育士時代、「おばあちゃんが指しゃぶりがやめられない娘の指にからしを塗るんです。これってどうなんですか。」と相談されたことがありました。
昔は指しゃぶりをやめさせる方法として、よく行われていたようなんですよね。
その一瞬はもちろん効果があるかもしれませんが、根本的な解決にはつながりません。
怒られるという恐怖から、さらに指しゃぶりに執着してしまう可能性があります、更には、隠れて見えないところで指しゃぶりをするようになってしまう子もいます。
脅しのような、恐怖を与えてやめさせるのではなく、不安を取り除き、楽しみを与えてあげることで指しゃぶりの卒業を目指したいですね!
この記事へのコメントはありません。